バンコクからクアラルンプールへの移動の際に利用したロイヤルヨルダン航空の様子をお伝えします。
なぜロイヤルヨルダン航空でクアラルンプールへ?
まず、なぜロイヤルヨルダン航空(Royal Jordanian)が運航しているかというと、ヨルダンの首都アンマンからバンコクへ週7便運航しているものが週に3回はクアラルンプールへ。週に4回は香港へ以遠権を使って運航しています。
ここからは筆者の考えですがバンコクまでは毎日運航の需要があるけど、その先は毎日ほど需要がないところ。しかし、クアラルンプールと香港にそれぞれ直行便を運航するにはかなり厳しい。それならばバンコク経由でクアラルンプールと香港に運航してしまえば成り立つし、バンコクから少しでも乗客を乗せれば足しにもなるだろう。
と考えたかどうかは知りませんが、バンコク経由で運航しています。
そんな、ロイヤルヨルダン航空なんて乗らなくても、マレーシア航空やタイ国際航空がたくさん運航しているんだからそっちに乗ればいいじゃないか。
そうなんですけどね。いろいろ乗ってみたくなるわけですよ。
特に日本には就航していないのでどんな雰囲気なのか気になるし。
他にもエチオピア航空がクアラルンプールまで運航しています。
こちらは3年ほど前に利用し、その時はB767-300でしかもかなり古い機材だったのを覚えています。今はB787-8になって最新鋭の機材で運航しているようですが。
以前はエジプト航空なども運行していたのですが今はなくなってしまいました。
チェックインからラウンジまではいたって普通のタイクオリティー
バンコクはフルサービスキャリアが多く発着するスワンナプーム空港から出発します。
スワンナプーム空港のチェックインカウンターはRAW-Qとかなり端のほう。
まあスターアライアンスの基地なのでそれ以外は端になるのは仕方ないでしょう。
しかも並んでいる人なんて誰もいません。
そりゃそうですよね。
クアラルンプールへこれで向かう人なんてほんと少ないですから。
それなのにこんなにチェックインカウンターがあるのはバンコクからアンマンへ向かう便がよるあるからなのでしょうか。
一応ビジネスクラスを利用するのでそこでチェックインします。
チェックインを担当するのはタイ国際航空系の職員で別にロイヤルヨルダン航空の職員は端で見ているだけでした。
しかも、みなさん総出でチェックイン作業をしてくれるなんて嬉しい限りです。
というわけではなく、
私がクアラルンプールからJALを利用して成田へ向かうので通しで受託手荷物を預けたいというとあーでなないこーでもないとみんなでやっていました。
チェックインも完了し成田までのバゲージタグがついたのを確認して出国に向かうのですが、
ビジネスクラス以上なのでプレミアムレーンの用紙を頂きました。
これさえあれば一般列とは別に手荷物検査や出国審査を通過できます。
プレミアムレーン入口では係の人がしっかり立って・・・
ピースしてくれましたがここで一応チェックされます。
エスカレータを上がってさがってがないのがいいですね。
しかも、悪名高いスワンナプームのイミグレーションを簡単に突破できる。
待つときは30分から1時間は待たされますから。
液体物でもめている中東の人を横目に手荷物検査と出国審査を抜けて買うものもないのでとりあえずラウンジへ向かいます。
ラウンジはタイ国際航空のラウンジ「ロイヤルオーキッドラウンジ」が指定のラウンジとなります。
ワンワールドなのに。
ワンワールド上級会員はそのほか使えるところもあります。
ロイヤルオーキッドラウンジはANA利用時に使えるので何回も来たことがあります。
まあ何か所もあるので空いているところを選べばいいと思いますし、
日中は便が多くないので比較的すいていると思います。
中東らしさの落ち着いた雰囲気の機内
ボーディングタイム5分前にラウンジを出てゲートに向かう途中に案内表示を見るともう「FINAL CALL」の表示じゃないですか。
焦るじゃないですか。搭乗開始時間にそんな表示なんて。
けどゲートに到着すると
表示は変わっていないしな。
というより
誰も待ってません。
もうみんな乗ってる。
1枚だけ撮って乗り込みます。
乗り込んでみると皆さんおそろいのようで。
正解は、ほとんどの人がバンコクで降りることなくクアラルンプールまで。
ここから乗ってくる人は一桁だったようです。
あ~
焦って損した。
CAさんここからよろしくお願いしますって、タイ人ですか?
ヨルダン人の方は少ないようで。
CAさんもかなりの人がタイ人のようでした。毎日運航していればそんなことになるんですね。
さてここからはビジネスクラスのご紹介。
座席は2-2-2の配列になっているので若干がっかりな感じ。
しかし窓側は少し窓に傾いているのでいいのかもしれません。
最前列は少し狭いかなと思うくらい。
これ足を延ばすと大変だなって。
座ってみるとこんな感じで十分広いです。
足先が狭くなっていますがあまり気にならないと思います。
モニタもこのクラスだったら十分なサイズだと思います。
クルーレストを除くと真ん中列にはストレージがありません。
天井まですごく広く感じます。
モニタ下に物入れがありますがアラビア語なので何が書いているかはわかりません。
英語も書いてありましたね。
もちろん最新の座席なのでフルフラットになります。
マットは特にありませんでしたが短距離なのであまり気になりません。
さあ出発と思ったら・・・
ドアクローズも定刻より早く、さあ出発できるかなと思たら、なんだか嫌な雰囲気。
プッシュバックもはじまりエンジンをかけ初めてといったところなのですが、
トーイングカーを外してエンジンが・・・
スタートしません。なんだよ~
またトーイングカーを付けて別のスポットへ。
カーゴ関係の故障のようで修理に。
そんな中キャセイパシフィックのA350-900が着陸し通過していきます。
乗り継ぎがあるのですごく心配なんですけど。
CAさんに聞いてみたところ1時間くらいかかる予定で、もし何かあったら到着地の係員に聞いてくれと。
う~~ん困った。
そんななか本当に1時間で修理完了しました。
これでようやく本当に出発です。
やっと滑走路までやってきました。
ここまで1時間遅れ。もうこれ以上遅れないでしょうが離陸です。
お食事はかなり上品でアラビアチックではありませんでした
実は搭乗直後に食事メニューが配られていました。
ビジネスクラス自体の席数は少ないので損に時間はかからないでしょうが。
メニュー自体はいたってシンプルなものです。
さあ何を選ぼうかなと開けると、アラビア語・・・
読めない。
ってことはなく英語のメニューもあります。
4種類から選ぶことができるようになっていて、牛、鳥、魚、パスタとかなり選べるようになっています。
メニューを見た限りではかなり凝ったものになると思います。
ドリンクメニューもありますがアルコールは書いてないです。
イスラム圏の航空会社なのでないのでしょう。
なんてことはなく
ワインメニューにビールなどもあります。
そこはしっかり分けられてりうのだと感じました。
そのほかにはコーヒーのメニューもあるのには驚きました。
そんなところもこだわりを感じます。
まずはサラダと前菜、デザートのケーキが一緒に出てきました。
サラダも普通でしたし、前菜はそこそこ行ける感じのものでした。
デザートも一緒に出てくるのはなんだか変な感じがしますが。
そしてメインに選んだのは
牛肉にしてみました。
牛肉は少し硬かったですが、あたたかく味はしっかりしていたので大変満足いくものでした。
このくらいのものが出てくれば非常に満足できるものでした。
ここはあえてノンアルコールビールを選択してみました。
どんなのもが出てくるのか気になったので。
ヨルダンでライセンス製造されているのものでした。
食事も満足できるものでしたしデザートに合わせて紅茶もいただきましたがよいティータイムになりました。
食事も終われば後はゆったりと
食事も終わるとあとは特にやることもなくベットにしてゆったりとしていました。
マップも最新のものが用意されているので見やすいですし、
JALでも採用されているものなので直感で利用できると思います。
外を見ると夕日が沈んでいくののが見れました。
右側席がおすすめかもしれません。
そんなフライトも約1時間遅れで到着しJALへの乗り継ぎもかなり余裕がありました。
まとめ
この路線は以遠権路線なのでエコノミーもビジネスも割安で利用できますが、LCCにはかなわない金額です。
しかし、ほかにもエチオピア航空が飛んでいるようにあまり日本では目立たない航空会社に乗ってみるもの旅の醍醐味かもしれません。
クアラルンプールのほかにも香港へ飛んでいるのでそちらも選んで乗ってみるのはいかがでしょうか。もちろんJALのマイルもたまります。