ANA 旅行記

ANA Blue Base Tour 「見学×体感」ツアーに参加してきた

今回は12月10日からスタートした「ANA Blue Base Tour 「見学×体感」ツアー」の予約が取れたので参加してきました。施設自体は2019年4月より稼働はしていたのですが、2020年6月より一般のためのツアーをと検討していた中、新型コロナ感染症が始まり一般のツアーが延期になっていた。

2021年12月からツアーが開始されるということで早速予約を取り参加してみました。

訓練施設ということもあり写真撮影ができないところも多くありますが、そんな中でも撮影できるところは体験してそれを記録することができましたし、訓練施設などは集中してみて聞いていただきたいということでそれを目に焼き付けて帰っていただくという楽しめる内容になっていました。

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アクセス

今回は京急空港線の穴守稲荷駅から徒歩で向かいました。

徒歩7分くらいなのですごく行きやすいところだと思います。ただし穴守稲荷駅に停車する電車が日中は横浜方面からの急行のみになってしまうので注意が必要です。


今回は13:00スタート回だったのでホテルJALシティ羽田で昼食をとってから向かいました。

コンコースやチェックインカウンターからテンションが上がります

ヤマト運輸の羽田クロノゲートを右に見ながら進んでいくと「ANA Blue Base」が見えてきます。羽田クロノゲートもすごく大きいのですが、ANA Blue Baseも奥行きがあり、すべての訓練を一つにまとめられる大きさだなと感じます。

館内に入るところでもツアーが始まったばかりだなという感じで用意されていました。中に入るとチェックインカウンターで受付をします。

チェックインカウンターで名前を伝えると、名刺サイズの入場券・タッチパネルを使うためのオリジナルタッチペン、手荷物をしまうためのロッカーキーが渡され、簡単な館内説明があります

ロビーは広々としておりA-Styleで販売されているオリジナル商品の紹介やモデルプレーンを使って羽田からミュンヘンまでのづらいとの様子を紹介するブース。大画面のスライドではANAの歴史を紹介するところがあり見学する前から気分を盛り上げてくれます。


駅から歩いて7分程度、ANA Blue Baseへ到着しました。外観からすごく長くこれからの見学を期待させてくれます。


ツアー入口のエントランス。搭乗口でよく見かける案内がこのようなかたちでおいてありました。


左手に見えるカウンターでチェックインを済ませて、大きな荷物などは右手のロッカーに預けることになります。ロッカー一つ一つにANAの就航都市3レターコードが振られており渡されたカギにもあるのですごくわかりやすいです。

カメラと貴重品以外はここで預けてしまった方が身軽でいいと思います。館内はしっかり空調が効いているので上着とかいらないくらいでした。


ANAオリジナル、「かまわぬ for ANA」の風呂敷なども展示されていました。


大型のモデルプレーンが展示されており、写される映像は羽田-ミュンヘン間の様子。そして4か所あるモニターにはそれぞれのクラスの客室の様子が写されていました。


壁面に投影されているのはANAの歴史になります。そして下2か所のモニターにはANAの歴史をたちパネルを使って見ることができるところになります。


そしてこの先が見学エリアになります。

ここまでの時間でもすごくワクワクさせてくれるエリアになっています

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それではANA Blue Base Tourに出発です!!

時間になると搭乗の案内のような形でツアーの案内が開始されます。今回の案内をされる方は実際にお仕事をされている客室乗務員の方が2名担当していただき案内を進めていく形でした。

エレベーターで3階に上がるのですが、このエレベーターにもひと工夫がされており、機内から見える外の雰囲気をエレベーターの扉に両翼を書いて空の世界へ向かっている感じを出していました。

そして、エレベーターが空いた正面にはANA Blue Baseのロゴが。そしてミニシアターで施設の概要やツアーの内容、主に6つの職種の訓練について案内されます。

そしてANAの感染症対策「ANA Care Promise Station」の説明を受けてからこれから先撮影が禁止になるので黒のロッカーへスマートフォンやカメラを預けて施設を上から見学することになります。


今回は13:00の回に申込。案内がありツアーのスタートです。


エレベーターに乗って3階へ。このエレベーターでも1回に5人としっかり対策をとられています。そして降りる前にエレベーターが外の景色ということを知らされまず初めの盛り上がりがありました。


ANA Blue Baseのロゴになります。こちらはANA社員の思いが詰まったロゴになるようです。そしてシアターであんしん、あったか、あかるく元気!な説明を受けて実際の訓練施設の見学へ

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見学内容を言葉で伝えるのは難しい

黒のロッカーにスマートフォンやカメラを預けて施設の見学になります。

施設設計時からうまく作られており、見学の導線と訓練エリアがしっかり分けられておりほとんどが上からのぞけるようになっています。

グランドスタッフ・客室乗務員・グランドハンドリングスタッフ・貨物スタッフ・整備士・運航乗務員の6つの職種による訓練施設・風景を紹介しています

最初にグランドスタッフの研修エリア。空港カウンター周りの設備を国内線国際線ともに再現したところになり、国内線用自動預け手荷物機も用意されています。また年に1度のグランドスタッフ向けコンテストもここで開催されます。

客室乗務員訓練は大きなプールも用意されており、ここで着水時の訓練を行うことも出来ますし、揺れを再現できる機体では実際に揺れる中での緊急対応も学べるようになっているようでした。

グランドハンドリング及び貨物スタッフのエリアでは様々な荷物を扱ったりそれを航空機にのせたりする業務を学ぶことができるようになっており、パレットだけでも数種類用意されていて重量計も完備されているなど本格的です。

整備士の訓練エリアでは実際に入社したばかりの整備士が訓練をしている様子を見ることができ、この時はボルトの閉め方など学んでいる様子を見ることができました。こちらでは実際に使われているエンジンが2種類用意されており大きさを見ることができます。

運航乗務員のエリアでは訓練時間さえあればシミュレーターが動いている様子を外から見ることができるのと、実施の訓練のような感じで画面に映された映像と音声で訓練の様子を体感することができるようになっています。

フォトスポットExperience ANAで写真撮影

すべての見学場所を見て回ると黒のロッカーエリアに戻ってきて預けておいたスマートフォンやカメラを回収しフォトスポットExperience ANAへ移動となります。

こちらでは各職種を体験できるモックアップが用意されており、なり切った気分で写真を撮ることができます。チェックインカウンターやビジネスクラスのスタッガードシート、貨物コンテナやコックピットなど。思い思いのところで写真を撮ることができますし、一人で訪れた人もスタッフが撮影をしてくれるので安心して楽しむことができます。


さすがに本物のコンテナの用意は大きさが難しいのでこのサイズ。けど、本格的だと思いますよ。


チェックインカウンターも本物です。


タイヤは実際触れるようになっています。

このタイヤは関西空港が浸水してしまったときに航空機についていたもので洗浄等を施してここに用意されたことを説明していただきました


こちらはボーディングブリッジを動かす操縦パネルになります。実際にモニターも映るようになっています。


こちらはモックアップのビジネスクラスシート。座席の状態とフルフラットになっている状態を体験することができるようになっており、ビジネスクラス搭乗を体験することができます。


コックピットはA320のシミュレーターで使われていたものを用意しています。実際に座ることができますしキャプテン気分を味わうことも出来ます。


ACARSも結構リアルに描いてくれています。まあこんなところを見るのは本当にマニアックな人たちでしょうが。ほかの景気も結構リアルになっていました。

そして最後にプロジェクタルームで「あんしんあったかあかるく元気」の映像を見て終了になります。

大体ここまでで85分程度エントランスロビーまで戻ってきて90分という内容でした。

最後にはお土産もいただけました。今回はANA×TOKYO2020トランプ、HELLO2020JETフライトタグ、ひこうきふうせんHELLO2020の3点でした。

まとめ

待ちに待った「ANA Blue Base Tour」ですが、いかがだったでしょうか。12月、1月と予約と同時に即完売。機体工場見学は無料ですが、こちらは有料と若干違いがあります。しかし、こちらは有料でもまったくそん色ない内容でむしろ有料の方が必ず参加するのではないかと考える主宰側の考えも見ることができます。もちろん説明も丁寧ですし、10名に2名のアテンドが付きわからないことはすぐに質問することができる体制づくりやアテンドでもわからなければ専門部署にメッセージを飛ばして確認するという徹底ぶりなのですごく感じが良く参加することができました。これからは人数や回数を増やすことや企業研修・子供会などの教育向けなどを進めていってもらいたい内容でした。

なお予約開始日は通常見学したい前の月の1日にスタートしますが、2月予約分は1月5日となるようです。工場見学ができる機会が少なくなった今、このような有料でも見学できる施設はいかがでしょうか。

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