今回は2020年4月に初開催されるF1ベトナムグランプリのコースがどのくらいできているのかを確認しにベトナムの首都ハノイへ行ってみました。
ハノイは東京からだと飛行機でだいたい5時間程度と近くもなく遠くもなくというところになります。初開催ということでどのような交通事情になっているのか?や今のサーキット(といっても公道部分)の出来具合、その他もろもろをお伝えできればと思います。
まずは12月末に訪れた時のコースの現状をお伝えします。
どんなところで開催?
ハノイといってもベトナムの首都になるのでそれなりに広いです。市街地は東側にあり、有名なところではホーチミン廟やナイトマーケットだと思いますが、今回レースが行われるのは西側のミーディン国立競技場付近になります。
青い丸が観光地や繁華街があるようなところで、赤い丸がサーキットのランドマークミーディン国立公園。直線距離で約9キロ離れています。
行ってみて初めて分かったのですが、東側から西側までは結構時間がかかりました。そして飲食店なども少なく夜は閑散としているような地区での開催となります。開催中は人もそれなりに歩いているとは思いますが、バイク文化でほとんどの人がバイク移動しているようなところでした。
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目標の建物はクラウンプラザ・ウエストハノイ!!
会場に行くのに一番わかりやすいところとしてはミーディン国立競技場だと思われるのですが、その前にゲートが設定されてしまうと向かいようがありません。1ブロック離れているクラウンプラザ・ウエストハノイホテルだったら設定されることはないだろうと思います。実際歩いてみて競技場まで徒歩10分程度でした。またここからコース方向を眺めると工事の様子が見ることができました。
結構遠くまで見渡すことができたのでここのホテルいいなという感じです。
クラウンプラザ・ウエスト・ハノイホテル。表面からだったらコースが見えると思います。
F1開催期間中はもう満室のようでもしかしたら一番近いホテルということだけあってF1関係者で貸し切りとなってしまっているのかもしれません。しかし、タクシーなどを利用してここを目的地にすることは可能だと思われますし、逆にここでタクシーに乗って市街地方面へ戻ることも可能だと思います。
1日目の散策
1日目はホテルに到着した時間が16:00だったので1時間程度できるだけ近くのところを散策してみることにしました。上にも書いたのですがほとんど人が歩いていないのでちょっと心配でしたがなにもなく散策することができました。クラウンプラザホテルからだとターン11・12のところまでだいたい5分程度でした。
ターン11・12付近
アスファルトを新たに敷いたところにはほとんどフェンスで区切られているのですが、一部分だけフェンスが途切れているところもあるのでそこから写真を撮ります。見た限りではしっかりと舗装されていました。ストレートもしっかりと舗装はされていましたがこれで完成?って感じはしています。コース幅はだいたい12メートルくらいなのでコーナー手前はかなりの見どころになると思います。コースの途中の部分では車が通れるように鉄板などを敷いてアスファルトを守るような形にはなっていました。交通量もそこそこあるのでこのような形をとるしかなかったのかなと思います。
あと、水たまりがあったところが気になりました。もしかしてそこだけ水がたまりやすくなっちゃっているのかな?ここも改善されていてほしいところです。
バイクがたくさん走っている中、フェンスがないところへ向かいます。
フェンスが途切れているところからカメラを向けて撮ってみました。一応アスファルトはもうできている様子でした。
ターン12に向かう途中のところこの辺りはもう1回引くのかなって感じですかね。
ちょっと水たまりがものすごく気になりました。ここもしっかり治してほしいですね。
ターン13付近
ターン13付近でも車が通れるようになっているところがあったのでここでも写真を撮りました。ここのコーナーも中速コーナーになると思います。角度もそこまできつくないのとスタンドもあるので一応見どころにはなるのではないでしょうか。
一応フェンスの隙間からも見ることはできたのですが、公園みたいな感じを想像していただければといいのかなと。これからもっと整備されてきれいになると思います。
ターン13のあたり。ここもフルブレーキで突っ込んでくるんでしょうね。
まだまだこんな感じで普通に歩くことができてしまうところでした。
フェンスの途切れたところから。公園のような感じで整備されるような感じでした。
ターン13から少し歩いてみます。
この部分は地元の人が歩いていたので同じく歩いてみました。といっても本当に細かいターンになっていて直線でもよいのではないかというくらいのコーナーな感じがします。競技場のすぐ近くを通ってコーナー区間に向かっていきます。この先はセキュリティの方もいたのと日も落ちてきたのでここで終わりにしました。ターン15までは歩くことができました。
歩いてみた感じはほぼコーナーという感じはしないところでそのまま抜けていけるんじゃないのかなというところでした。
ぎりぎりのところから撮ってみました。この先はセキュリティーさんがいました。
橋も作ったりと、結構手の込んだことをしていました。ピットビルが建物として完成してるのがわかりやすいと思います。
2日目の散策
今日もホテルで望遠レンズを使って撮影をしてからコースを1周しに出掛けます。ところどころコースに近いところを歩けたり工事中のエリアのそばから撮影することができました。もちろんバイクや車が走っているのでかなりの注意が必要なのと、歩道しかないところでもお構いなしにバイクがやってくるので周りをしっかり確認しないと危ないようなところでした。
まずはホテルの端から望遠レンズで
2日目はまたホテルの端から今回は望遠レンズを持ち出しての撮影をしてみました。
ガラスの曇り具合と大気の状態で結構かすんでしまっているのですが望遠レンズだと上から見えるので結構わかりやすかったです。昨日と同じようにターン11のあたりやターン1のあたりも鮮明にとらえることができましたし、ピットビルディングや最終コーナーに1コーナーの方も見ることができました。
メインストレートからターン1のところまでまだまだ工事車両が多いですね。
最終コーナーのあたりから。橋でパドックとつながっているようです。
ターン4・5あたりを散策
まずは昨日撮影をしたところを通って先に進みターン4・5のあたりを見てみました。この辺りはまだまだアスファルトの工事が終わって無いようでこれからって感じがすごくしました。フェンスの一部には工事の概要みたいなのもありとまだまだ工事にはかかるのかなという感じでした。結構大きくフェンスがなかったりするところもあったりと撮影するにはあまり問題なかったです。もちろん邪魔にならないようにしていますしね。公園側の整備もまだまだでした。
ターン4付近のところから。ものすごく長いストレートの始まりです。
これがターン4のあたりになります。これからもう1層アスファルトを敷くようでした。
結構コース幅があるのと、ターン角が大きいのでかなり低速になるかも。
コース整備のすぐそばにはまだまだこんな場面も見ることができました。
5コーナーから8コーナー周辺まで
この辺りはストレート区間に入ってきますのでずっとコースにあたる部分にはフェンスが続いていました。もちろん途中でバイクや車を通す部分には通れるように工夫されていましたが。セキュリティの方も友好的で特に何も言われることはありませんでした。
一応8コーナーにもスタンドができるのでフェンスがありましたが上のほうから撮影をしたのがすごく参考になるかもしれません。
もう1回アスファルトを敷くのかな。少しだけ段差がありました。
スタンドからのアングルでいいと思います。フェンスの上から撮ってみました。矢印の方向に走ります。
9コーナーから10コーナーに向けて
9コーナーを抜けると10コーナーといわれる浅いコーナーを抜けて11コーナーまで向かいます。9コーナーから11コーナーまではほぼ直線となっているのでここで最高速が記録する区間になると思います。後半にターンが多い区間があるのでモンツァほどではないにしろこのグランプリで最高速を体験できるところになっています。一部区間では作業スペース確保のためもうコースを走ることができるようになっていたのが驚きでした。
ここからものすごく長いストレートの始まりです。途中にDRS区間が設けられるでしょうね。
ゴミも散乱してしまっていました。ここからどのようになるのかがすごく期待できますね。
えーっと、ここサーキットのコースの一部です。もう走ってますから~バイクのみですが...
スタジアムからピットスタンドや最終コーナー側を撮影します。
この日はスタジアムが解放されていたので最上階の階段からピットスタンド側を撮影しました。ホテルの上から撮影したのと同じ漢字にはなってしまうのですが、ここからも十分コースを見ることができました。当日は入れないようになっていると思いますが全体を見渡せるいい場所でした。
ガラス越しではわからないことも直接だとすごくわかる気がします。
まとめ
ホテルからコースを眺めることができたのはものすごくよかったです。このままいかなくてもいいかなとも思ったのですが、やはり行かないとわからないことも。
歩いてみると普段は歩いている人はほとんどいませんでした。やはりバイク移動が基本のようです。道も結構ガタガタしているのと砂ぼこりが多くかすんでしまったりして太陽がまぶしいという日はありませんでした。4月も雨季の入りになってしまうと誇りは落ち着くでしょうが、雨宿りという面では結構大変なのかなと思います。
サーキットという面では舗装がまだまだ完成していないのと日常的に車が通っている部分がすり減ってバンピーにならないのかというところ、結構ごみなどが散らかっていて日常生活からすぐにグランプリ開催というのが難しいかなと思いました。周辺では工事もしていますし、コースの隣では荒れ果てた空き地などあったのでこれが現実なのかなと実感させられました。
もちろん4月のグランプリ開催を心待ちにしている人はたくさんいると思うのでぜひ今からでも検討してみてください。