旅行記

【初便】東京九州フェリーで新門司港まで!-初便レポート-

ついに運行される横須賀発九州行きのフェリー

ついに7月1日より神奈川県横須賀市と福岡県北九州市を結ぶフェリーが就航することになりました。北九州側は大阪や東京からフェリーが集まる新門司港に新しいターミナルを作り、横須賀側は横須賀新港に新たにターミナルを作り、しかも新造船を2隻も就航させるというかなりの力の入れようです。

ダイヤは新門司発23:55-横須賀着20:45、横須賀発23:45-新門司着21:00と約21時間で運行し日曜日を除く月~土曜日の週6便運航となっています。

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横須賀港の客船ターミナルは横須賀中央駅から徒歩15分

最寄り駅は京浜急行横須賀中央駅になります。ここから徒歩だと15分程度。タクシーで6分程度になります。そこでおすすめはタクシーの方がいいと思います。それは途中で住宅街や倉庫街を歩いて行かないといけないのと出港時間が23:45ということもありかなり暗くわかりにくかったりもするからです。

建物内は1階が手続きを行うカウンターとトイレがあり、2階には売店と軽食コーナーがあります。乗船時には2階からブリッジがある3階へと向かうエスカレーターの前でQRコードを読み取り乗船となります。

ターミナル自体は運行日の9:00から出港後の24:00まで営業していますが、売店や軽食コーナーは20時からになっているので注意が必要です。周辺にはコンビニもないので事前に食料等を買っておきたければ駅周辺で済ませておく必要があります。

売店にはお菓子屋飲料はもちろん地元のお土産や東京九州フェリーに関するお土産の用意もあります。船内で購入するのと変わらないのですが、後述しますが船内売店の混雑を考えるとこちらで先に買っておくことをお勧めします。

東京九州フェリー横須賀ターミナルは新築です。

お花もたくさん届いておりました。新規開設というのがうかがえますね。

1階カウンター付近にはデジタルサイネージで乗船時間の情報や到着時間に関する情報などが出ています。この日は太平洋側に低気圧があり波の状況で遅延する予定となっていました。

初便ということだけあってかなりの人が乗るようです。ターミナルは大変混雑していました。

売店では飲み物も多数取り扱っていますし、

土産物も取り扱っているのでこちらで購入しておくこともいいかもしれません。船内売店もありますが窓口が1か所なので。

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23時の船内は!

当日は22:30から乗船が開始されました。チケットのQRコードをスキャンしてから乗船になります。

乗船に関してはいたって普通の乗船になりました。特にセレモニーや記念品等があるわけでもなく...その点が飛行機とちょっと違うのかなと感じました。

とりあえず荷物を部屋に持っていき船内散策を。初就航ということもあり船内売店が大混雑。はまゆう独自のお土産はもちろん御船印帳を買う方もかなりいらっしゃいました。初就航だからやはりこういうのは欲しいですよね。

出港前には紙テープで簡単なセレモニー。コロナ禍と深夜出港いうこともあり簡素化しての内容だったのですが、なかなか体験できないことなので乗客はそれなりに楽しんでいました。

チケットの確認は3階へ向かうエスカレーターの前でQRコードをチェックします。

エスカレーターを上がって3階の乗船ゲートへ向かいます。

狭い通路を通っていくとロビーに到着

ロビーでは乗船記念が展示されていました。

船内イベントの案内もありクロスワードやプラネタリウム上映と船旅を飽きさせない工夫がいいですね。

今回は前日に空きが出たツーリストSになります。個室になっているのでプライベート空間は確保されます。

部屋はこんな感じでシングルベッドとテーブルに椅子、テレビが用意されています。テレビの音声はイヤホンで聞くことができ、HDMIにも対応しているのでそれを使って画面表示させることもできます。

この日は初便ということもあり、素敵なプレゼントが用意されていました。

出発前にデッキに出てみるとちょうど記念館三笠がライトアップされていました。こちら側から見ることなんてなかなかないですから貴重な体験です。

それでは出港です。

デッキからの紙テープ投げもありました。皆さん楽しんで投げていましたね。

船がどんどん離れていきますが、皆さん手を振ってくれていました。

船は横須賀の町を離れて北九州へと向かいます。

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出港後はレストランで夜食を そして就寝

出港後はレストランで夜食をいただきました。一応乗船時から25:00までレストランも営業しており夜食メニューにて対応してくれます。今回は東京九州フェリーオリジナルビーフカレー@700をいただきました。そのほかにもお刺身盛り合わせやソーセージ、から揚げなども用意しているのでメニューは確認してみてください。

その後は25:00で船内消灯となってしまうので部屋に戻って就寝となりました。

船内の案内時間はロビーにあり消灯の1:00まではショップや大浴場は営業しています。

先ほどの案内板にはなかったのですが、レストランも夜食営業をしています。

東京九州フェリーオリジナルビーフカレー@700をいただきました。

しっかりビーフも入っており、夜食としてはこれくらいで十分でした。

食べ終わった後には浦賀水道を通過しようとしているところでした。大体出港して30分程度です。



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荒天の中の船内!!

7月2日はちょうど梅雨前線が太平洋側、特に航路上にあり雨風ともに強い状況になっていました。

途中の船内アナウンスでは風の強さが19メートル波の高さが4メートルとかなり船内も揺れるような状況でした。そこを船は進むわけですから縦揺れがすごくトイレに駆け込む人も続出したようです。実際船酔いもあり朝食や昼食を食べずにベッドで横になっている時間がかなり多かったです。

大丈夫そうなときに船内を散策してみましたが、思い思いに過ごされているのが印象的でした。ツーリストAになるとテレビなどないため退屈になるのかロビーなどで過ごしていました。波が高いとき気分転換に大浴場へも行ってみましたがそれでも数人は大浴場で過ごしていました。波の影響もあり風呂の水が左右に揺れる中だったのですが、一種のアトラクションと思って露天風呂にいるのは面白かったです。

やっと起きて外に出られたのが14:00ごろでした。それまでは波も高くふらふらするくらいで横になっているのが一番かなと。そして外に出ると少しだけ明るくなっていました。

この前に大浴場に行き、露天風呂を楽しんできました。そして遠くには四国が見えてきました。

そして船は進みいい色に変わってきました。

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足摺岬も過ぎると日も落ちてきます

四国が見えるようになってくると波もだんだん穏やかになり船酔いからは少し解消されました。岸も近いということもあり島の写真や夕暮れの写真を撮って過ごしていました。船も約50km/hと速いスピードで進むためデッキに出られる時間は出港時のほんの一部でそれ以外の時間帯はレストラン奥にあるバーベキュースペースなどに限られますが気分転換をするのには十分だと思います。

その間1時間おきに船内アナウンスでプラネタリウムの当選者案内がありました。こちらの部屋でプラネタリウム体験ができます。

うまく夕焼けにはならなかったのですが外もだんだん日が暮れてきました。そのころには船の揺れも少なくなってきました。

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夕食を済ませるともうすぐ到着

朝食や昼食をとっていない人が多かったのか夕食時のレストランは大盛況、もちろん四国と九州の間に入るとほぼ揺れもなくなり快適に過ごせるようになってきました。レストランの通常時営業時間は18:00~19:00なのですが混雑もあり20:00ごろまで延長になり、その間に大浴場へ。大浴場も20:00までなので早めに済ませたいところ。もちろん先ほどみたいな浴室内にも波が立つようなこともなく静かにつかれるようになっていました。

夕食は「はかた一番どりチキン南蛮定食」@1,200。たれのきいたから揚げとタルタルソースが絶妙で大変おいしくいただくことができました。あとは着岸まで1時間というところ。荷物の片付けなどをして待つだけです。

着岸前には「フォワードサロン」作業を見ることもできます。徐々に近づいていく感じがよかったですね。

新門司港では多くのお出迎えの方が集まっていらっしゃいました。利用者の方も含まれると思いますが、期待の表れだと思います。

さすがに朝昼と抜いてしまったので腹ペコです。

今回は「はかた一番どりチキン南蛮定食」@1,200をいただきました。

サクっ、じゅわーとからげもおいしいですし、タルタルもおいしかったです。

そんな時間を過ごしていると船は宇部のあたりまでやってきて新門司港に入港を進めます。

下船の準備の中ではこのようにQRリーダも用意されていましたが不具合もあったみたいで当日は利用されていませんでした。

フォワードサロンへ移りみていると、港が近づいてきました。

そして着岸に関するブリーフィングも始まりました。

船からでもわかるくらい明るく目立つところに着岸いたします。

初便ということでお迎えの方もたくさん来ていました。

新門司ターミナルへ到着しました。遅れる予想もありましたがほぼ定刻での到着です。

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到着後は門司駅までシャトルバスを利用しました

下船はドライバー・同乗者からになります。その方々の処理が完了してから一般乗船者ということになり、初便で乗船者も多いということもあって降りるだけでも到着から20分後ということになってしまいました。それでもてきぱきと下船して行けたと思います。

新門司港は北九州市の東側にあり、門司や小倉からはそれぞれ30分から50分程度の距離のところにあるのでシャトルバスが運行されています。今回は乗船されている方が多いということもあり貸切バスが3台も用意されていました。予約者数によってシャトルバスの台数は調整されると思います。

バスで30分門司駅前周辺まで送っていただき今日の宿泊先門司港までJRにて移動しました。

車の方から降りていき、徒歩下船が最後になります。

ターンアラウンドの時間が2.5時間で、乗船まで1.5時間なのでかなりのスピードで清掃に入るようです。これだけの方々が清掃や整備を担当するようです。

そして新門司出発の受付も行われており、乗ってきた船で帰る方もいらっしゃいました。

到着後に記念写真をする人もたくさんいました。

シャトルバスで新門司港から門司駅・小倉駅へ向かうことができます。こちらは無料です。乗船者数に合わせてバスの台数が用意されるようなので乗り切れないということはないようです。

そして門司港駅へやってきてJRを利用して宿泊先の新門司港へ向かいました。

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まとめ

交通の変化は必ず起こるもので、トラックドライバーの労働時間制限も始まるであろう中21時間という短時間で首都圏と九州を結ぶフェリーができるのは大変うれしいことだと思います。

その中で体験してみてやはり波の高さで快適性が変わってくるのがかなり実感することができました。こればかりはどうすることも出来ませんが21時間快適かつ疲れることなく移動する手段てしてはかなりうれしい航路となることだと思います。

里帰りにも使えるかもしれませんし、自分の車やバイクで旅をしたいというときにも使える船だと思います。

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