2014年から始まった化石燃料を使わない電気自動車によるフォーミュラカーレース「Formula E(フォーミュラE)」が2019-20シーズンに韓国の首都ソウルで開催されるということでコースになるところを一足先に見てきました。
2019-20シーズンは11月22日のサウジアラビアを皮切りに7月のイギリス・ロンドンまで12か国14戦が予定されていて韓国ソウルは5月3日の第9戦に予定されています。初開催のソウルということでどのようなコースレイアウトになるのかなと思っていたらなんとオリンピックスタジアムを使ったコースになるということでした。
※2019-20シーズンは新型コロナウイルス感染症の影響で中止。2021-22シーズンは8月14日と15日で開催する予定です。
オリンピックスタジアムの公園を使い、スタジアム内まで走るというレイアウト。結構すごいことしますね。
場所は地区でいうと江南地区のほうになるので日本人がよく行く明洞からだと40分くらいかかってしまうのですが地下鉄の駅もあるのでかなり行きやすいところだと思います。
そんなわけで今の状態をご紹介して観戦のイメージの一部にでもなればと思います。
スタートラインからターン1あたりまで
FormulaEはフィニッシュラインとスタートラインが別の場所に設定されているのでピット前が必ずスタートラインとならないのが特徴です。今回もピット前がフィニッシュラインになっておりスタートラインはターン17と18の間の行動直線に設定されています。ですから今回はスタートラインからターン18、ターン19、ピット前周辺からターン1まで見ていきます。
スタート地点はこの辺りになるのではないでしょか。室内競技場があるあたりで道路にはこのようなモニュメントがあります。手前側ではなく奥側がコースになるようです。
ターン19の地点からターン18の方向を見ています。中央分離帯が途切れているところがターン18になると思います。ターン19までの距離は短いのでここでは抜けないでしょう。
野球場の柱にこのような案内図がありました。まあわかりやすいのかもしれませんね。
これがコントロールライン付近になる場所だと思います。駐車場のゲートになるのでこれを撤去しないとコースにならないと思うのですが、どうなるのでしょうか。
ピットエリアになると思われるところですが、段差もあるしどうなるんでしょうかね。ピットテントはここにできるでしょうが、距離があまり長くないのでうまく収まるのかなとも思います。
ターン1からコントロールライン側を。予想図によるとこの車が駐車されているところに観覧席が設けられるようです。高さがあるものができたらいいですね。
ターン1からスタジアムセッション前まで
ターン1はオリンピックスタジアムの正面を左に曲がりピット出口を通過してターン2を右へ。そのままスタジアム内に入るのかなと思ったらターン3,4とシケインな形をとってスタジアムに入って行きます。ここも本来は駐車場の延長のような形で車が止まってますがここを抜けてスタジアムに入って行きます。普段の様子を見るとここにシケインと思いますが…そんなスペースないだろと思わせてくれるスタジアム前のセクションです。もちろんスタジアムセクションを出てくるところもここになり、見ればわかりますが1台通れれば位くらいじゃないかなって。
ターン1前の広場です。コントロールラインから向かうと五輪がすごく目立つところになっています。ここを左に曲がってスタジアムセッションに向かっていきます。
ピット出口からターン2の間になるところです。ここも結構凸凹に見えますね。
ターン3と4にあたる部分です。ものすごいタイトなシケインになるようで、スタジアムに入る前に減速をさせるための設置のような気がします。そして出てきてのターン12になるところです。この駐車している車のあたりを車が通過していくものと思われます。
車目線でのターン3と4のところこの狭いところを左、右と曲がってスタジアムに入って行くのはかなり難しいドライビングになりそうですね。
ターン4のところ。通常はこの先も駐車場になっているようですが、ここを右に曲がります。
そしてこの左側をスタジアムセッションに向けては行くことになります。2台分あればいいかなというくらい。そして右側でスタジアムセッションを終えて出てきます。
スタジアム内には入れなかったので看板での案内になりますが②のところがスタジアムセッションの出入口となります。
よ~く見るとかなり狭いところを車が抜けていくことになります。もちろん坂もあるので結構上下するんじゃないのかなと思います。まあ抜けるところではないので...
スタジアムセッション出口からターン16まで
スタジアムセッション出口からターン14の先までは先ほど通ってきたルートと同じところを通って次に向かっていきます。ターン13は直角で曲がっていくところになり、ここからターン16まではほぼ直線となるのでここではうまい具合にオーバーテイクが見られるかもしれないゾーンですね。観客席もかなり設けられるような図になっているのでここでいいシーンを見れるといいですね。
スタジアムセッション出口からターン13の先までは同じような区間を走ってターン14へ向かいます。
オリンピックスタジアム前を通過し左に切っていくこれがターン14となります。角度としてはなだらかなので全開で抜けていけるところだと思います。
ターン14の先も十分な広さがあるのでもしかしたらオーバーテイクしやすくなるのかもしれません。左側に観覧スタンドができるようです。
幅の十分だと思うんですけどね。中央分離帯左側にずーっと観覧席そんなに人がいっぱい来るのかなと思うくらい長いんですけどね。
ターン15からターン16を望みます。フルブレーキングで突っ込んでいく場面だと思います。
しかしまた駐車場のゲートがありました。
これも開催までにはどうにかしないといけないものだと思われます。解体?それともどうするんでしょうかね。ただ面白いポイントにはなることには間違えないと思います。
ターン16からはあとコーナー1つでスタートラインまで
ターン16を右に曲がると次の大通りまでしばらく直線でターン17がやってきます。ターン17を右に曲がるとスタートラインまですぐです。これで1周なのですが、コントロールラインはピットの前にあるので最後の直線となりターン18のヘアピンへ向かって車はどんどん加速していきオーバーテイクポイントへと向かうことになるでしょう。
ターン16を右に回ると広い道路に出てきます。広さは十分なのですが、ここには観覧席はないようなので...ここからターン17まで直線を走ります。
ターン16を見てみるとすごい広いコーナーになって言うので実際はどのようになるのか楽しみですね。
ターン17に来ると大通りに出てきます。5車線の道路を右に回りスタートラインにむかっていきます。
そしてスタートラインへ少しだけ左にかじを取り中央分離帯左側へ進んでいきます。
そして1周することになります。
まとめ
今回はFormulae初開催のソウルを事前に見てきましたが、なんだかこれかが大変なのかなと感じるくらいのものでした。大々的な工事が必要なところもありますし、数か月あるので間に合うとは思っていますが、シーズンが開幕してしまうとそちらに気を取られあまり話題にならないかもしれません。日本からだと2時間程度で行けるものすごい近いところで開催ですし、ゴールデンウィーク期間中ということで観光なども余計な休みを取らず観戦し、観光などもすることができるので初観戦などの方はすごいいいのかもしれません。もちろんなんどもソウルへ行かれている方は馴染みのところで開催するからここで見たいという方もいると思います。11月15日の時点では発売されていないのでいくらになるとか観戦できる具体的な場所はとかもわかりませんがまだまだ開催までには時間もありますし、このページをご覧いただいてイメージしていただければと思います。